4.テニスの科学  
 テニスは世界中で親しまれている球技スポーツである。陸上競技や競泳競技などと違って、球技スポーツは一般的には相手と戦うという対向型が大半である。球技スポーツは玉を打ち出して競技が開始されるという方式で行われる場合が多い。テニスはその典型で、一方の選手が相手コースの指定された領域にサーブと称して玉を打ち込むことから競技が開始される。対戦型競技のテニスでは打ち合って相手がミスしたらポイントが入る。取ったポイントが一定点に達したら勝負が決まる。サーブを打ち込むことで競技が始まるので、ゲーム展開は、球を打って相手のミスを誘い得点することを狙うのが主体となる。これを攻撃という。相手が打ってきた球を上手に返して相手のミスを待つことも重要である。これを防御という。さらに、対戦競技の相手は人間である。当然対人間としての体力的・精神的駆け引きが重要となる。テニスのインテリジェンスでは、攻撃と防御と対戦テクニックに沿って解説する。